ソシオニクス x MBTI の分布
調査結果
下記の表は6119人を対象に調査した以下の出典(1枚目の表のデータ)を元に作成した表です。
出典:
V.L. Talanovo氏とA. Khizhnyak氏によるソシオニクスの質問紙(SOLTI-192)の実施結果を、ソシオニクスの専門家であるIvan Romanov氏が集計し、作成した表が紹介されています。調査人数は6119人、調査期間は2016年3月から7月。出典の1枚目の表ではC(Peaceful; 周辺性)とR(Rrival; 中心性)に分けて集計されていますが、本サイトではそれらを合計した値を記載しています。
J/Pスイッチについて
下記は、上記表の最多タイプの割合と、J/Pスイッチした場合のタイプの割合を並べたものです。少なくとも今回の結果からは、J/Pスイッチはあまりあてにならないという結果が出ました。
| MBTI | ソシオニクス |
|---|---|
| 最多タイプ | 割合 |
| INTP | ILI (INTp) |
| INTJ | LII (INTj) |
| ENTP | ILE (ENTp) |
| ENTJ | LIE (ENTj) |
| INFP | IEI (INFp) |
| INFJ | EII (INFj) |
| ENFP | IEE (ENFp) |
| ENFJ | EIE (ENFj) |
| ISTP | SLI (ISTp) |
| ISTJ | LSI (ISTj) |
| ESTP | SLE (ESTp) |
| ESTJ | SLE (ESTp) |
| ISFP | SEI (ISFp) |
| ISFJ | ESI (ISFj) |
| ESFP | SEE(ESFp) |
| ESFJ | ESE (ESFj) |
サイト管理人考察
これはSOLTI-192の結果と、調査対象者のMBTIタイプを比較したものであるため、ソシオニクスとMBTIの分布を比較する資料として見た場合、下記の問題があります。
- この出典は、正確に言えば「ソシオニクス」そのものを議論しているというより「SOLTI-192」について議論している資料です。SOLTI-192の作りによっては、「正しいソシオニクスのタイプ(客観判定と一致するタイプ)」ではなく、調査対象者のセルフイメージのタイプがそのまま出力されているだけの可能性があります(ただし、この問題についてはこちら (外部サイト・ロシア語)で考察されおり、SOLTI-192の結果と調査対象者のセルフタイピングとの一致率は56%であり、他の運用実績のある複数の質問紙と比較しても差がないため、そこまで大きな問題ではない可能性もあります)。
- 調査対象者のMBTIの理論的理解が浅い可能性があります。MBTIの理論は難しいという話は、記事「MBTI、ソシオニクス、その他16タイプ類型の違い」で触れましたが、もしもMBTIとソシオニクスのタイプの違いを理解せずにMBTIのタイプを決定している場合、ソシオニクスと混同したセルフイメージを引きずっている可能性があります。
このような題点はあるものの、この両方の問題を完全に解決できている資料をサイト管理人自身は見かけたことがありません。本記事の出典の調査は6119人という比較的大規模な調査結果であるため、仮にこうした問題点があったとしても、資料の一つとしては有意義なものではないかと思います。
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